コラム

顔の脂肪吸引とは?知りたいことを医師が徹底解説
-ダウンタイム・効果・リスク・アフターケア-

2026.04.29

「頬や顎下の脂肪が気になるけれど、ダウンタイムが心配で踏み出せない」「脂肪吸引って実際どんな仕組みなの?」――そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

顔の脂肪吸引は、食事制限や運動では落としにくい部分的な脂肪に直接アプローチできる美容医療です。本記事では、施術の仕組みやダウンタイムの目安、副作用・リスク、他の施術との違い、アフターケアまで詳しく解説します。施術を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

顔の脂肪吸引とは

顔の脂肪吸引は、頬・顎下・フェイスラインなどに蓄積した皮下脂肪を、細い管(カニューレ)で直接除去する美容医療施術です。ダイエットでは落とせない「部分的な脂肪」にピンポイントでアプローチできる点が最大の特徴です。

当院の顔の脂肪吸引の施術詳細・料金はこちらからご確認いただけます。

施術の仕組み・メカニズム

施術は局所麻酔を使用したうえで行われます。皮膚に数ミリほどの小さな切開を加え、そこから細いカニューレを挿入し、陰圧(吸引力)をかけながら脂肪細胞を物理的に取り除きます。

ポイントは、脂肪細胞そのものを除去するという点にあります。成人以降、体内の脂肪細胞の数はほぼ変わりません。太るときは脂肪細胞が膨らみ、痩せるときは縮むだけで、細胞の数は変わらないのです。脂肪吸引では脂肪細胞を物理的に取り除くため、その部位の細胞数が恒久的に減少します。これがダイエットとの根本的な違いであり、リバウンドしにくい理由でもあります。

近年では超音波や振動を用いて脂肪を柔らかくしてから吸引する方法も取り入れられており、周辺組織へのダメージを最小限に抑えながら、自然な仕上がりを実現できるようになっています。

期待できる効果

顔の脂肪吸引で期待できる主な効果は以下の通りです。

  • 頬・顎下・フェイスラインのすっきりとした輪郭
  • 顔全体の小顔効果
  • 二重あごの改善
  • リバウンドしにくい持続的な効果

施術直後はむくみがあるため仕上がりを確認しにくいですが、1〜3ヶ月かけて徐々に引き締まり、本来の仕上がりが現れてきます。

顔の脂肪吸引のダウンタイムの目安

顔の脂肪吸引のダウンタイムは、個人差があるものの一般的に1〜2週間が目安です。最終的な仕上がりを確認できるまでには3〜6ヶ月程度かかることもあります。

施術当日〜3日目の経過

施術当日は局所麻酔の影響もあり、顔全体にむくみや腫れが生じます。鈍い痛みや熱感を感じることがありますが、処方された鎮痛薬で対処できる範囲がほとんどです。翌日から3日目にかけて腫れがピークを迎えることが多く、内出血が出る方もいます。

この期間はフェイスバンド(圧迫固定)の装着が必要です。人前に出る予定はなるべく避け、安静を心がけましょう。洗顔やメイクは施術後48時間を経過してから可能になるのが一般的です。

施術後4日目〜2週間の経過

4日目以降になると腫れや内出血が徐々に落ち着いてきます。内出血がある場合は黄色っぽく変色しながら消退していくため、コンシーラーでカバーできる程度になる方が多いでしょう。

1週間が経過すると日常生活にほぼ支障のない状態まで回復するのが一般的です。ただし、施術部位にはつっぱり感や硬さ(拘縮)を感じることがあります。これは組織が修復・再構築されている過程で起こる正常な反応です。デスクワーク程度であれば1週間前後で復帰される方がほとんどです。

施術後1〜3ヶ月の経過

1ヶ月を過ぎると外見上のダウンタイムはほぼ解消し、フェイスラインの引き締まりを実感し始める時期です。拘縮によるつっぱり感は1〜3ヶ月程度続くことがありますが、徐々に柔らかくなっていきます。

3〜6ヶ月が経過した頃に、施術の最終的な効果をしっかり確認できるようになります。

顔の脂肪吸引のダウンタイム

顔の脂肪吸引後に起こりうる主な症状は以下の通りです。いずれも経過とともに改善していくものがほとんどですが、事前に把握しておくことで施術後の不安を軽減できます。

  • 痛み
  • むくみ・腫れ
  • 内出血
  • 傷跡
  • 拘縮(つっぱり感)
  • 機能制限

痛み

施術中は局所麻酔を使用するため、強い痛みを感じることはほとんどありません。施術後は鈍い痛みや筋肉痛のような感覚が数日間続くことがありますが、処方された鎮痛薬で十分にコントロールできる範囲です。痛みの感じ方には個人差があるため、不安な場合はカウンセリング時に術後の痛み対策について事前に確認しておくと安心です。痛みが強い場合や長期間続く場合は、担当医にご相談ください。

むくみ・腫れ

術後にもっとも多く見られる症状です。特に施術直後から3日間がピークとなり、その後徐々に引いていきます。圧迫バンドの適切な装着で症状を和らげることが可能です。1週間程度で目立たなくなるケースがほとんどですが、完全に落ち着くまでには1〜3ヶ月程度かかる場合もあります。

内出血

皮下組織にアプローチするため、内出血が生じる場合があります。発生した場合でも1〜2週間程度で自然に吸収されます。内出血が出やすい体質の方や、抗血小板作用のある薬・サプリメント(魚油、ビタミンEなど)を服用している方は、事前に担当医へご相談ください。

傷跡

カニューレを挿入するための切開は数ミリほどと非常に小さく、目立ちにくい部位(耳の後ろや顎の下など)に入れることがほとんどです。時間の経過とともに徐々に目立たなくなりますが、体質によってはケロイドになりやすい方もいるため、カウンセリング時に事前にお申し出ください。

拘縮(つっぱり感)

施術後に感じるつっぱり感や硬さは「拘縮」と呼ばれ、皮下組織が修復・収縮する過程で起こる正常な反応です。組織の引き締めが進んでいるサインでもあります。不快に感じることもありますが、通常1〜3ヶ月で徐々に改善していきます。マッサージなどのセルフケアは担当医の指示に従って行うようにしてください。

機能制限

術後しばらくは、日常生活においていくつかの制限が生じます。洗顔・メイクは術後48時間を経過してから、入浴(湯船)は1〜2週間後から再開が可能です。激しい運動や飲酒は血行を促進し、むくみや内出血を悪化させる原因となるため、術後1〜2週間は控えていただく必要があります。また、術後1ヶ月程度は紫外線による色素沈着を防ぐため、しっかりとしたUVケアが必要です。

他の施術との違い

小顔・フェイスライン改善を目的とした施術は複数あります。それぞれの特徴を正しく理解することで、自分に合った選択ができます。

施術アプローチダウンタイム効果の特徴
顔の脂肪吸引脂肪細胞を直接除去1〜2週間持続性が高く、リバウンドしにくい
HIFU(ハイフ)超音波で脂肪・たるみにアプローチほぼなし効果は穏やか、繰り返し必要
糸リフト糸で物理的に引き上げ数日〜1週間たるみ改善に向く
エラボトックス咬筋をボトックスで萎縮ほぼなし骨格由来の顔の張りに効果的

HIFUとの比較

HIFUは超音波エネルギーでSMAS層に熱を加える施術で、ダウンタイムはほぼなし。施術直後からメイクが可能です。ただし効果は穏やかで、繰り返しの施術が必要なケースがほとんどです。脂肪量が少なくたるみ改善がメインの方に向いています。

糸リフトとの比較

糸リフトは特殊な糸を皮下に挿入してフェイスラインを物理的に引き上げる施術です。即効性はありますが、糸の効果は徐々に薄れるため定期的なメンテナンスが必要です。脂肪吸引との併用で、より高いリフトアップ効果を得られる場合もあります。

ボツリヌストキシン注射(エラボトックス)との比較

咬筋(えら)が発達していることによる顔の張りには、ボツリヌストキシン注射(エラボトックス)が有効です。ダウンタイムはほぼなく手軽に受けられる反面、効果の持続は4〜6ヶ月程度で定期的な注入が必要です。脂肪が原因の場合は脂肪吸引、骨格・筋肉が原因の場合はボトックスと使い分けることが大切です。

各施術の詳細・料金はこちらからご覧いただけます。

効果の持続性とアフターケア

効果はどのくらい続くの?

脂肪吸引で取り除いた脂肪細胞は再生しません。そのため、効果は半永久的に持続するとされています。ただし、残った脂肪細胞は体重増加によって膨らむため、術後も適切な体重管理が大切です。定期的な通院で経過を確認しながら、長期的に美しい状態を保つことができます。

術後のアフターケアで気をつけること

ダウンタイムを短縮し、最大限の効果を得るために、以下のアフターケアが重要です。

  • 圧迫固定(フェイスバンド):術後1〜2週間の装着でむくみを軽減
  • 洗顔・メイク:48時間後から可能。施術部位は優しくケア
  • 入浴・サウナ:当日はシャワーのみ。長時間の入浴は1〜2週間控える
  • 運動・飲酒:術後48時間は控え、その後も1〜2週間は軽い運動に留める
  • 紫外線対策:術後1ヶ月は特にしっかりとUVケアを行う
  • 定期検診:術後1週・1ヶ月・3ヶ月を目安に来院

当院では術後も継続的なサポートを行っています。少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。

まとめ

顔の脂肪吸引は、脂肪細胞そのものを取り除くことでリバウンドしにくい持続的な小顔効果が期待できる美容医療です。ダウンタイムは一般的に1〜2週間程度で、むくみや内出血が主な症状として現れますが、適切なアフターケアを行うことで回復をスムーズに進めることができます。

HIFUや糸リフトなど他の施術とはアプローチが異なるため、自分の悩みや状態に合った施術を選ぶことが大切です。「自分に向いているか不安」「どのくらい変わるの?」という疑問も、カウンセリングで丁寧にお答えします。まずはお気軽にご相談ください。


このページの監修医師

畑山 知輝(はたやま先生)
PRISM Beauty Clinic 統括院長 / 新宿院 院長

経歴
開成高校・順天堂大学医学部医学科卒業。大手美容外科では銀座院の院長・技術指導医として活躍。顔の脂肪吸引は年間1,600件、糸リフトは年間10,000本の実績を持ち、小顔・脂肪吸引の技術力は日本トップレベル。2025年に日本美容医療学会(JAPSA)認定専門医を取得。PRISM Beauty Clinic 町田院・新宿院を運営。

主な資格
日本美容医療学会(JAPSA)認定専門医 / 日本美容外科学会(JSAS)正会員 / ボトックスビスタ® 認定医 / ジュビダームビスタ® 認定医 ほか

▶ 畑山先生のプロフィール詳細はこちら

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