コラム

糸リフトのデメリットは?医師が本音で解説する後悔しないための条件

2026.05.24

糸リフトのデメリットを医師が解説(PRISM Beauty Clinic 医師監修コラム)

この記事の監修

畑山 知輝 / PRISM Beauty Clinic 統括院長・美容外科医/小顔・輪郭形成

顔の脂肪吸引・糸リフト・ボトックスに精通。あご下からEラインを整える独自術式「あご先リフト」を考案。

糸リフトは切らずにたるみを引き上げられる人気施術ですが、デメリットやリスクを正しく理解しないまま受けると後悔につながります。本記事では、糸リフトの具体的なデメリット、失敗・後悔の原因、向く人・向かない人の条件、医師選びのポイントまで、小顔・輪郭形成を専門とする医師監修のもと本音で解説します。

糸リフトとは?まず仕組みを簡単に理解する

糸リフトとは、特殊な医療用の糸を皮下組織に挿入し、たるんだ皮膚や脂肪を物理的に引き上げる施術です。糸にはコグ(トゲ状の突起)が付いており、これが組織に引っかかることでリフトアップ効果を生み出します。

切開を伴うフェイスリフト手術と比べてダウンタイムが短く、施術時間も30分〜1時間程度と手軽なため、近年人気が高まっています。ただし「切らない=リスクがゼロ」ではない点を最初に押さえておく必要があります。

糸リフトの主なデメリット・リスク

糸リフトを検討するうえで知っておくべきデメリットとリスクを、具体的に整理します。効果の感じ方やダウンタイムの程度には個人差がありますが、以下は起こりうる代表的な項目です。

1. 効果の持続期間に限りがある

糸リフトの効果は、使用する糸の種類や本数、個人の肌質・たるみの程度によって異なりますが、一般的に1〜2年程度で徐々に薄れていきます。糸は体内で吸収されるタイプが主流であり、時間とともに物理的なリフト効果は減少します。

そのため、効果を維持したい場合は定期的な再施術が必要になり、長期的にはコストがかかる点を理解しておく必要があります。

2. ダウンタイム中の痛み・違和感

「切らない施術」とはいえ、糸を挿入する際に針で皮膚を貫通させるため、施術直後は痛みや腫れ、内出血が生じます。個人差はありますが、強い痛みは2〜3日、腫れや違和感は1〜2週間続くことが一般的です。

また、口を大きく開ける、硬いものを噛むといった動作で引きつれや痛みを感じる期間もあります。

3. 仕上がりの左右差・不自然さのリスク

糸の挿入位置や本数、引き上げる強さのバランスが適切でないと、左右差が生じたり、引きつれて不自然な表情になるリスクがあります。これは施術者の技術と経験に大きく依存する部分であり、医師選びが仕上がりを左右する最大の要因といえます。

4. 感染・糸の露出などの合併症

頻度は高くありませんが、以下のような合併症が起こる可能性があります。

  • 感染症(赤み・腫れ・膿)
  • 糸の露出(皮膚から糸が飛び出す)
  • 糸のズレ・効果の左右差
  • 神経損傷による一時的なしびれ

これらの多くは、適切なクリニック選びと術後ケアで発生率を下げられますが、ゼロにはできない点を認識しておきましょう。

5. たるみの根本原因は解決しない

糸リフトはあくまで「引き上げる」施術であり、たるみの原因となる余分な脂肪や皮膚のボリュームを減らすわけではありません。脂肪が多い方や皮膚の余りが大きい方は、糸リフト単独では思ったほどの効果を感じにくいケースがあります。

そのような場合は、顔の脂肪吸引との組み合わせや、あご下のラインを整えるあご先リフトなど、別のアプローチを検討したほうが満足度が高まることもあります。

糸リフトで後悔する人の共通点

実際に糸リフトを受けて後悔するケースには、いくつかの共通したパターンがあります。以下に当てはまる場合は、施術前に十分な検討が必要です。

期待値と現実のギャップ

「劇的に小顔になれる」「たるみが消える」といった過度な期待を持っていると、術後の仕上がりに満足できないことがあります。糸リフトはあくまでマイルドなリフトアップであり、切開リフトほどの変化は得られません。

適応でないのに施術を受けた

脂肪量が多い、皮膚のたるみが強すぎる、骨格の問題が主因など、そもそも糸リフトの適応でないケースで施術を受けると、効果を実感しにくく後悔につながります。

価格だけで選んだクリニック

極端に安い価格設定のクリニックでは、使用する糸の品質や本数、医師の技術レベルに問題があるケースも見られます。結果として効果が出ない、仕上がりが不自然、といった後悔を招くことがあります。

糸リフトが向く人・向かない人

糸リフトで満足のいく結果を得られるかどうかは、適応の見極めにかかっています。以下を参考に、ご自身がどちらに近いかを確認してみてください。

向いている人 向いていない人
軽度〜中等度のたるみが気になる たるみが重度で皮膚の余りが大きい
ダウンタイムを短く抑えたい 劇的な変化を求めている
切開手術には抵抗がある 顔の脂肪量が多い
定期メンテナンスを許容できる 一度の施術で長期間維持したい
30代後半〜50代前半で予防的に始めたい 骨格由来の輪郭の悩みが主

向いていない方が無理に糸リフトを選んでも満足度は低くなりがちです。カウンセリングで正直に悩みを伝え、他の選択肢も含めて提案してもらえる医師を選びましょう。

後悔しないための医師・クリニック選び

糸リフトは施術者の技術によって結果が大きく変わります。後悔を避けるために、以下のポイントを意識してクリニックを選んでください。

1. 適応を正直に判断してくれるか

「誰にでも糸リフトを勧める」クリニックは要注意です。カウンセリングで「あなたには向かないかもしれない」「他の施術のほうが良い結果が出る可能性がある」と正直に言ってくれる医師は信頼できます。

2. 症例写真の加工に注意

ビフォーアフター写真が過度に加工されていたり、照明や角度が不自然に変わっているケースがあります。症例写真だけで判断せず、カウンセリングで実際の仕上がりイメージを確認しましょう。

3. 使用する糸の種類・本数の説明

どのような糸を何本使用するのか、なぜその本数なのかを明確に説明してくれるかどうかも重要です。極端に少ない本数で施術を行うと、効果が乏しかったり持続期間が短くなったりします。

4. リスク・ダウンタイムの説明

メリットだけでなく、デメリットやリスク、ダウンタイムについて事前に丁寧に説明してくれるかどうかを確認してください。都合の良いことしか言わないクリニックは避けるべきです。

糸リフトと他施術の比較

たるみ改善にはさまざまな選択肢があります。糸リフトと比較されることの多い施術を整理しました。

施術 特徴 ダウンタイム 持続期間目安
糸リフト 切らずに引き上げ。手軽さが魅力 1〜2週間 1〜2年程度
切開フェイスリフト 余分な皮膚を切除。効果は大きい 2〜4週間 5〜10年以上
HIFU(ハイフ) 超音波で引き締め。ダウンタイム極小 ほぼなし 半年〜1年程度
顔の脂肪吸引 脂肪を直接除去。輪郭をシャープに 1〜2週間 長期的に維持
あご先リフト あご下から糸でEラインを整える独自術式 1〜2週間 長期的に維持

どの施術が最適かは、たるみの原因・程度・希望するダウンタイム・予算によって異なります。複数の選択肢を提示してもらい、比較検討することをおすすめします。

糸リフトのダウンタイム経過の目安

施術後の経過には個人差がありますが、一般的な目安をまとめます。

  • 当日〜3日目:腫れ・痛み・内出血が出やすい時期。痛み止めで対応可能な程度が多い。
  • 1週間目:腫れが引き始める。内出血は黄色くなり目立ちにくくなる。
  • 2週間目:大きな腫れは落ち着く。メイクで隠せる程度になることが多い。
  • 1ヶ月目:引きつれ感が和らぎ、自然な状態に近づく。
  • 3ヶ月目:最終的な仕上がりが安定する。

大切な予定がある場合は、少なくとも2週間以上の余裕を持ってスケジュールを組むことをおすすめします。

まとめ:デメリットを理解したうえで判断を

糸リフトは、切らずにたるみを改善できる魅力的な施術ですが、効果の持続期間、ダウンタイム、仕上がりの個人差など、理解しておくべきデメリットがあります。

後悔を避けるためには、適応の見極め、信頼できる医師選び、現実的な期待値の設定が欠かせません。たるみの原因が脂肪にある場合は顔の脂肪吸引、あご下のラインを整えたい場合はあご先リフトなど、他の選択肢も含めて検討することで、より満足度の高い結果につながります。

PRISM Beauty Clinicでは、小顔・輪郭形成を専門とする医師が、お一人おひとりの状態を診たうえで最適な施術をご提案しています。糸リフトが向いているかどうか迷われている方は、まずはカウンセリングでご相談ください。

※本施術は自由診療です。費用は使用する糸の種類・本数により異なりますので、カウンセリング時に詳しくご説明いたします。主なリスク・副作用として、腫れ、内出血、痛み、引きつれ、感染、糸の露出、左右差、神経損傷による一時的なしびれなどがあります。効果・ダウンタイムには個人差があります。

よくある質問(FAQ)

Q. 糸リフトの効果はどれくらい持続しますか?

A. 使用する糸の種類や本数、個人の肌質によりますが、一般的に1〜2年程度で徐々に効果が薄れます。持続を希望する場合は定期的な再施術が必要になることが多いです。

Q. 糸リフトのダウンタイムはどれくらいですか?

A. 腫れや痛みのピークは施術後2〜3日、目立つ腫れは1〜2週間程度で落ち着くことが多いです。完全に自然な状態になるには1〜3ヶ月かかることもあります。個人差があります。

Q. 糸リフトで失敗するとどうなりますか?

A. よくある失敗例として、左右差、不自然な引きつれ、効果が感じられない、糸の露出などがあります。医師の技術と適応判断が結果を大きく左右するため、クリニック選びが重要です。

Q. 糸リフトと脂肪吸引はどちらが良いですか?

A. たるみの原因によります。皮膚のゆるみが主因なら糸リフト、脂肪によるボリュームが原因なら脂肪吸引が向いています。組み合わせが有効なケースもあり、カウンセリングでの判断が重要です。

Q. 糸リフトは何歳から受けられますか?

A. 明確な年齢制限はありませんが、30代後半〜50代前半で軽度〜中等度のたるみが気になり始めた方に向いています。若すぎると適応がないことが多く、たるみが重度の場合は他の施術が推奨されます。

Q. 糸リフトは何本入れるのが適切ですか?

A. たるみの程度や希望する仕上がりにより異なりますが、一般的には片側4〜8本程度が目安です。極端に少ない本数では効果が乏しくなることがあるため、医師の説明をしっかり聞いて判断してください。

Q. 糸リフト後、やってはいけないことはありますか?

A. 施術後1〜2週間は、激しい運動、サウナ、飲酒、顔のマッサージ、歯科治療など口を大きく開ける行為は避けてください。医師の指示に従い、ダウンタイム中は安静を心がけることが大切です。

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