コラム

糸リフトのデメリットは?医師が本音で解説する後悔しないための条件

2026.05.24

この記事の監修

畑山 知輝 / PRISM Beauty Clinic 統括院長・美容外科医/小顔・輪郭形成

顔の脂肪吸引・糸リフト・ボトックスに注力。あご下からEラインを整える術式「あご先リフト」を考案。

糸リフトの最大のデメリットは「効果が永続しないこと」と「適応を誤ると満足度が下がること」です。糸そのものより、たるみの量や脂肪の状態に合っているかが結果を左右します。本記事では後悔を避けるための条件を、輪郭形成に注力する視点で正直に解説します。

糸リフトのデメリットは?まず結論

糸リフトの主なデメリットは、効果が永続的ではないこと、ダウンタイムや痛み・腫れが出ること、そして適応を誤ると「思ったより変わらない」と感じやすいことです。糸リフトは皮下に特殊な糸(コグと呼ばれるトゲ状の引っかかりが付いた吸収性または非吸収性の糸)を挿入し、たるんだ組織を引き上げる施術です。手軽に見えますが、誰にでも合う万能な施術ではありません。

当院では、たるみの原因が「皮膚のゆるみ」なのか「脂肪の重さ」なのか「骨格」なのかを切り分けてから提案します。原因と施術がずれていると、デメリットだけが残りやすいからです。

糸リフトの主なデメリットとリスク

1. 効果は永続しない

糸リフトの引き上げ効果は永続するものではありません。吸収性の糸は数か月〜1年程度で体内に吸収され、引き上げ力は徐々に弱まります。非吸収性でも、組織は時間とともに再びたるむため、効果の持続には個人差があります。「一度やれば長期間そのまま」と期待しすぎると後悔につながります。

2. ダウンタイム・痛み・腫れ

挿入部の腫れ、内出血、つっぱり感、口を開けにくい違和感などが、数日〜2週間程度続くことがあります。出方には個人差があり、激しい運動や強いマッサージは一定期間控える必要があります。

3. 起こりうる合併症

  • 糸の露出・感染
  • 左右差やひきつれ、表情の不自然さ
  • 糸が触れる感覚、しこり感
  • 神経・血管への影響(まれ)

これらの多くは挿入技術や本数・配置の設計に左右されます。だからこそ施術者の経験が結果を分けます。

4. 効果が小さく感じやすいケース

脂肪が多く重みのある輪郭、皮膚のたるみが進行している場合、糸だけでは引き上げきれず、効果を実感しにくいことがあります。この見極めを飛ばすと「高い費用をかけたのに変わらない」という後悔が起きます。

後悔・失敗しないための条件

条件1:適応を正しく見極める

糸リフトが向くのは、皮膚のゆるみが軽度〜中等度で、引き上げ代がある方です。一方、脂肪の重さが主因なら、糸を入れる前に脂肪へのアプローチを検討すべきです。脂肪が多い輪郭では、顔の脂肪吸引で土台のボリュームを減らしてから引き上げを考えると、結果が安定しやすくなります。

条件2:あご下・Eラインまで含めて設計する

フェイスラインの印象は、頬の引き上げだけでなく、あご下や口元のバランスでも決まります。当院では、あご下の脂肪組織をあご先へ移動させてEラインを整える術式あご先リフトと組み合わせる選択肢も提示します。糸リフト単独で足りない部分を別アプローチで補う発想が、満足度を高めます。

条件3:医師選びで「設計力」を見る

  • たるみの原因を分解して説明してくれるか
  • 糸の種類・本数・配置の根拠を言語化できるか
  • 糸リフト以外の選択肢やデメリットも正直に話すか
  • 加工していない症例で説明しているか

「とりあえず糸を入れましょう」という提案には注意が必要です。相場より極端に安い価格で本数を盛る、効果を断定する、ビフォーアフターを過度に演出する——こうした姿勢は、患者が損をしやすいサインだと考えています。

条件4:持続を「メンテナンス前提」で考える

糸リフトは永続を目指す施術ではなく、定期的に整える前提で計画するほうが現実的です。HIFUや高周波などの引き締め施術と組み合わせ、長期的に管理していく発想が後悔を減らします。

糸リフトが向く人・向かない人

向きやすい人 慎重に検討したい人
皮膚のゆるみが軽度〜中等度 たるみが強く進行している
ダウンタイムを短めに抑えたい 脂肪の重さが主因
メンテナンス前提で続けられる 一度で永続的な結果を望む
輪郭の軽い引き締めが目的 大幅なボリューム変化を望む

他施術との使い分け

糸リフトは「引き上げ」、脂肪吸引は「ボリューム除去」、HIFU・高周波は「引き締め」と役割が異なります。原因に対して施術を合わせることが重要で、複数を組み合わせて初めて満足度が上がるケースも多くあります。効果の出方には個人差があるため、カウンセリングで優先順位を整理することをおすすめします。

料金・リスクについて(重要事項)

糸リフトは公的医療保険が適用されない自由診療です。費用は糸の種類・本数・併用施術により個人ごとに異なるため、具体的な金額はカウンセリングで提示します。主なリスク・副作用として、腫れ・内出血・痛み・つっぱり感・左右差・しこり・感染・糸の露出などが生じる可能性があり、ダウンタイムは数日〜2週間程度が目安です(個人差があります)。施術内容は、皮下にコグ付きの糸を挿入してたるんだ組織を引き上げるものです。効果や持続には個人差があります。

よくある質問(FAQ)

Q. 糸リフトの効果はどのくらい持続しますか?

A. 持続には個人差があります。吸収性の糸は数か月〜1年程度で吸収され、引き上げ力は徐々に弱まります。永続するものではないため、メンテナンス前提で計画するのが現実的です。

Q. 糸リフトのダウンタイムはどのくらいですか?

A. 腫れ・内出血・つっぱり感などが数日〜2週間程度続くことがあります。出方には個人差があり、一定期間は強いマッサージや激しい運動を控える必要があります。

Q. 糸リフトは痛いですか?

A. 麻酔を用いて行いますが、施術後につっぱり感や違和感が出ることがあります。感じ方には個人差があるため、不安があればカウンセリングで相談してください。

Q. 脂肪が多い顔でも糸リフトで小顔になれますか?

A. 脂肪の重さが主因の場合、糸だけでは引き上げきれず効果を実感しにくいことがあります。脂肪吸引などでボリュームを減らしてから引き上げを検討すると安定しやすくなります。

Q. 糸リフトで失敗しないために何を確認すべきですか?

A. たるみの原因を分解して説明できるか、糸の種類や配置の根拠を言語化できるか、デメリットも正直に話すかを確認しましょう。安さや本数だけを強調する提案には注意が必要です。

Q. 糸リフトとあご先リフトはどう違いますか?

A. 糸リフトは皮下の組織を引き上げる施術、あご先リフトはあご下の脂肪組織をあご先へ移動させてEラインを整える術式です。目的に応じて組み合わせる場合があります。

Q. 糸リフトは保険適用されますか?

A. 糸リフトは美容目的の自由診療のため、公的医療保険は適用されません。費用は糸の種類や本数で異なるため、カウンセリングで提示します。

自由診療・医療広告に関する表示本記事で解説する施術は、公的医療保険が適用されない自由診療です。標準的な費用は施術内容により異なります(料金は料金表をご確認ください・税込)。主なリスク・副作用として、腫れ・内出血・痛み・赤み・感染・左右差・効果や仕上がりの個人差などが生じる場合があります。具体的な治療内容・適応の可否は診察・カウンセリングで医師がご説明します。効果の現れ方や持続には個人差があります。

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